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日記(昭和15年)

ID
jihi294
目録番号
自筆294
資料名
日記(昭和15年)
作者
南方熊楠
材質
洋紙、墨/表紙、茶/黒背表紙/洋綴
保存状態
大見出し
自筆資料
小見出し
日記
訳者・編者
巻冊
1冊
装丁
刊行者
刊行地
刊行年
1940
初版年
ページ数
16+366+8+48+4+88+10頁
サイズ
19.5×13.4
日本語名
書入れ
備考1
博文館当用日記 葉書、新聞切抜あり
備考2
【翻刻1】◇七月二日(火) /〈天気〉晴〈寒暖〉暑 / 〇時五分起く 〇時五十分中山女児来りチケンライスを食ひ一時半去る夜九時過より下女石田叔母方へゆく 快方の由、九時五十分帰来 十時十分臥す予は読書又菌調査し 徹夜す     H. /〈予記〉大決明一花さく、又六月三十日北島氏より贈られしニチニチ草白花一つ咲く、 /〈発信〉 /〈受信〉朝八時着  田中敬忠 絵ハ一〇時二十分着  樫山嘉一 状一  一日夜十時認             及標品一  岩田青年学校実習地附近                   竹の枝に附たるもの
備考3
【翻刻2】◇7月3日(水) /【天気】快 /【寒暖】むせる /【本文】 昨夜不眠今朝押通し菌調べる 〇時半 田中敬忠氏来る 玄関にて一寸面会 すぐ去る 此時中山女児来り玄関に侍し居る それより松枝にビスキツト貰ひ亀に与へ 北の椽に独り坐して良久しく眺め居りそれより去る 午後二時二十五分臥す 三畳の押入れ大掃除 夕七時十分起く。 八時五分風呂に入り九時出る 七時半頃山口覚太郎氏息来り 明朝及明後日其父大掃除に来る由頼む 夜十時二十五分下女臥す それより新聞を読 [鉛筆]二時半臥す   H.  [図]「カサ」「此線以上は raw umber」「ヘリ」「白」「美麗なり」「白」 翌朝六時前見に往くに無し、中山恒次郎氏色々捜せど見えず 蛞蝓などに食れし也 /【予記】 朝蝉鳴を始て聞く 下女等は五日斗り前より聞く由。 此朝より中山女児全快にて近処に住む赤井女教師と倶に幼稚園へゆく、 黄昏金嵜氏発見の井戸ポンプ台下に生たる菌を見る Naucoria sp.? /【発信】※記載なし /【受信】(朝七時四五分着) 「古書通信」一冊

掲載刊