- ID
- jihi289
- 目録番号
- 自筆289
- 資料名
- 日記(昭和9年)
- 作者
- 南方熊楠
- 材質
- 洋紙、墨/表紙、紺/洋綴
- 保存状態
- 中
- 大見出し
- 自筆資料
- 小見出し
- 日記
- 訳者・編者
- 巻冊
- 1冊
- 装丁
- 刊行者
- 刊行地
- 刊行年
- 1934
- 初版年
- ページ数
- 12+432+4+88+10頁
- サイズ
- 19.4×13.1
- 日本語名
- 書入れ
- 備考1
- 博文館当用日記 押葉、新聞切抜貼付
- 備考2
- 【翻刻1】◇八月二十三日(木)/[天気]晴 [寒暖]暑 風なし/[本文]昨夜不臥、今朝押通す。朝八時頃見るに、金銭花一花茎の中程より頂迄十斗り付きあり。その下位より上の方、第三番目の蕾[図]この如く下に垂れあり(他はみな[図]上向きあり)。九時三十五分に及び[図]雌花等蕾下に出で顕(あら)はる。十時半頃に至り、[図]ほぼ開く。十一時過半頃に及び[図]満開し茎に横に付く(花経一寸二分斗り)。それより午後に及びおひおひ閉る傾向あり。夜二時に至り見れば、花冠地上におちあり。うつむきて落あり(仰ぎて落る由屡ば見聞せしに)。午後一時十分小座敷に臥し、五時十分起る。中山の子風呂に入りおる。それより浴衣(雀と桜の実の紋)きたるをよび来り、右の花示す。夕飯くはんといふ故、浴衣に汗しては叱られるから帰れと松枝いふに、然らば賃くれとて、飴玉一個もらひ口に入れ、扨「まあまあそういはずに、茶斗りでもよんでほしい」といふ。因て裸になりしめ章魚の脚一小片を与ふるに、食う内、文枝立去る。松枝に向ひ「このまにもー一つ」と望む。夜風呂に入る。十時頃文枝臥す。菌標品命名す。徹夜す。/《田辺・南方熊楠翻字の会翻刻(未発表)》
- 備考3
- 掲載刊